シューズの製作は、布地から感じるインスピレーションと、シューズの形を組み合わせるところからスタート。
「どんな形の靴がこの布と合うのか。」「この組み合わせはちょっとかわいくなりすぎるんじゃないか?」
考えて、討論して、次はサンプルづくり。
思っていた仕上がりとちょっと違うこともあってなかなか難しい、そしてとても大切な作業。
職人さんの意見も聞きながら、お客さまによろこんでもらえるシューズ、
そして自分たちが履きたいと心から思えるシューズを探していきます。
「こんな形のシューズがあればいいんじゃない?」「こんな形の方が喜んでもらえるじゃないか。」
常に試行錯誤の繰り返し。
あたらしいシューズの形もこうした取り組みから生まれていきます。
シューズと布地の組み合わせが決まったら、いよいよ製作開始。
ここからは熟練の職人さんたちが、全行程を手作業で進めていきます。
まずは生地の裁断と縫い合わせ。慣れた手つきですばやく作業が進みます。
縫い合わせがすんだシューズのアッパー部分に、靴型(ラスト)をかぶせて形を整えます。
シューズのゴムパーツも工場で製作。
何種類かの生ゴムを配合して伸ばし、シューズにより適したゴムパーツを作っていきます。
大きな音を立てながらゴムを混ぜ合わせる機械。黙々と機械に向かい作業をおこなう職人さん。
ゴムを薄く延ばしたら、その品質も1つ1つチェック。
その後、骨董モノの機械を使い、1組ずつ見慣れたシューズ底の形にくりぬいていきます。
シューズの中底になる部分を張り合わせると、だいぶシューズの形に近づいてきます。
特殊な靴用接着剤を一つ一つのシューズに塗り、アウトソールとなる底を張り合わせていきます。
その後、側面にも靴用接着剤を塗りテープ状のゴムをしっかりと沿うように、位置を調整しながら巻き付けていきます。
すっかりシューズの形になりましたが、実はこの時点ではゴムはまだ生の状態。
加硫釜と呼ばれる釜に入れ、圧力をかけながら加熱。
ゴムの中に混ぜ込まれた加硫剤が反応しアッパーとソールが強固に接着されていきます。
しなやかで丈夫な自慢のシューズ本体が完成。
最後にインソールをセットすると、hanamikojiシューズの誕生となります。
手間ひまも時間もかかるため、台湾にもそして日本にもほとんど残っていない
「ヴァルカナイズ(加硫)製法」を中心にして作られたhanamikojiのシューズ。
技術が必要なハンドメイドシューズ。一つ一つの作業が、シューズを履いたお客さまの笑顔に繋がっていると私たちは考えます。
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